A型事業所(A型雇用)の手続き方法は?実体験をもとに解説します

雇用形態

はじめに

コーヒーとピンク色の花

精神障害をお持ちの方で、A型事業所の利用を検討されている方もいらっしゃるでしょう。

しかし、手続きが複雑そうで大変と思ってしまいますよね。

この記事では、A型事業所を利用する際の手続き方法を解説します。

ブログ管理人の実体験も交えて説明しますので、少しでも参考になりましたら幸いです。

A型事業所を利用したいけど、まずどんな場所か詳しく知っておきたい!という方は、

A型事業所(就労継続支援A型)とは何か│仕事内容は?精神障害があっても働ける?

こちらの記事をぜひ参考にしてみてください。

A型事業所はどんな場所か、仕事内容利用料金などを解説しているので、事前に読まれると良いでしょう。

A型事業所を利用するための手続き方法

飾られたWORKのインテリア

A型事業所を利用するための、一般的な手続き方法を解説します。

①ハローワークで紹介状を貰う

まず、ハローワークの障害者専門窓口に行き、求職登録を行います。

その後、気になるA型事業所を担当してくれている方へ伝え、情報を一緒に確認します。

担当の方がA型事業所へ電話してくれるので、そこで施設の説明を受ける日程を決めます。

日程調整後、A型事業所の紹介状を発行してもらいます。

②施設の説明を受ける

決められた日時に、A型事業所に直接行きます

A型事業所の理念、仕事内容はどんなことをするのか、勤務時間など、さまざまな内容を説明してもらいます。

その際、情報量が多いため、メモを取ることをおすすめします。

メモを取ることに時間がかかってしまっても、担当者の方は待ってくれるので、
話を聞く姿勢を、担当者の方に見せられたら印象が良くなるでしょう。

説明のときに資料を貰えるA型事業所もあります。

管理人ぴよ子
管理人ぴよ子

私がA型事業所の説明を受けた際は、メールにてPDFファイルを送っていただきました。

連絡用のメールアドレスを作っておくと良いかもしれません。

説明の後、または説明と同時に施設の見学をします。

働きやすい雰囲気か、興味のある仕事内容か、確認しておきましょう。

③業務の体験をする

実際に通勤できるのか、業務内容をこなせるのかなどを確認するために、1週間の体験期間があります。

実際に働いている方と同じ現場で、同じ業務を行います。

業務の手順はしっかり教えてもらえるので、初めての作業内容でも安心して取り組んでみてください。

管理人ぴよ子
管理人ぴよ子

慣れない通勤方法や通勤時間だと、最初はすごく疲れると思います。

まず、その職場まで通うことができるのかを確認するためにも、1週間の体験期間は大切だと感じました。

ただし、1週間の体験期間は、無給です。
全くお給料は発生しないので、ご注意ください。

④面接

1週間の体験が終わったら、面接を行います。

A型事業所の面接は、スーツではなく私服でOKの場合が多いです。

落ち着いた色の私服であれば問題ないです。

念のため、心配な方は問い合わせてみるのも良いでしょう。

管理人ぴよ子
管理人ぴよ子

このとき私が受けたのは、堅苦しい面接ではありませんでした。

担当の方は「体験の感想を教えてください」と、ラフに会話をしてくださいました。

体験と面接を終えたら、合否結果を待ちます。

管理人ぴよ子
管理人ぴよ子

私の場合は、約3日で結果が出ました。

事前に「〇月〇日ごろに電話をします」と伝えられていたので、無駄な緊張をせず過ごせていました。結果の伝え方は、電話とメールを選べました。

⑤合格後、市役所(区役所)で受給者証の申請・受け取り

英語で書かれている書類

無事に合格したら、お住まいの地域の市役所(または区役所)の障害福祉課へ行き、受給者証(障害福祉サービス等利用受給者証)の申請を行います。

A型雇用を利用するための、大事な書類です。

市役所によって課の名前が少し違うので、総合案内の方に「A型雇用の受給者証を申請したい」と伝えると、案内してくれます。

障害福祉課で受付をしたら、申請するための用紙を記入します。

申請して数週間後、自宅に「受給者証ができたので、取りに来てください」という旨の封筒が届きます

封筒を持参し、市役所(区役所)の障害福祉課へ行きます。

受け取り後、受給者証を勤務先に提出しましょう。

管理人ぴよ子
管理人ぴよ子

私は受給者証の申請後、自宅に届く前に勤務開始できました。

「受給者証の提出は、届いたらで大丈夫です」と言われていました。

なので、A型事業所によっては届くのを待つ必要がない場合もあります。

⑥サービス等利用計画書(セルフプラン)の作成

A型事業所を利用するにあたり、サービス等利用計画書を作成してもらう必要があります。

こちらは、A型事業所に勤務しているサービス管理責任者が作成します。

A型事業所の利用者は、どんな風に働きたいか目標を決めます。

目標を書いたら、あとはサービス管理責任者の方にお任せできます。

管理人ぴよ子
管理人ぴよ子

私は、目標を市役所で受給者証を受け取るときに、用紙に書きました。

「決められた勤務日を休まずに行く」という感じで書いたと思います。

『毎日通勤する』という当たり前のことが難しいのが、精神障害を抱えている人の悩み…だと思います。

⑦勤務開始

手続きが終わったら、勤務開始です!

A型事業所は病気について理解のある職場なので、自分のペースで無理なく働きましょう。

ちなみに…

管理人ぴよ子
管理人ぴよ子

私は、上記の手順で手続きを行っていません。

自称行動力お化けの私は、A型事業所に直接メールでお問い合わせし、施設の見学日を決めました。

ハローワークの紹介状は、面接後にA型事業所の担当者から「取りに行ってください」と指示され、取得後に提出しました。
ハローワークの紹介状は面接後は取得できないので、ハローワークの方に、
「見学を終え、これから面接を行います。面接日は直接相談します」という感じの伝え方をしました。(その伝え方をしてください、とA型事業所の担当者からアドバイスをいただきました)

この手続き方法はイレギュラーだと思うので、あくまで参考程度にお願いいたします。

まとめ

パソコンデスクに置いている黄色いコップ

この記事では、A型事業所を利用する際の手続き方法を解説しました。

A型事業所を利用するには、一般就労の面接より、かなり多くの手順を踏まなければなりません。

これらの手続きを完了できたということは、働ける体力・気力もそこそこ備わっているのでは…!とブログ管理人は思いますので、ぜひ自信をもって働いてほしいです。

ちなみにですが、障害者の働く場所は、A型事業所だけではありません
一般企業の”障害者雇用”としても働くことができます。

A型事業所は業務内容も限られており、興味のあるお仕事が見つからないかもしれません。

その時は、アットジーピー【atGP】 というサイトの利用をおすすめします。

障害者雇用として働いたことがない人でも、就職・転職の支援サービスが受けられるので、安心して就職活動できるでしょう。

一人で就職活動するのが不安…という方は、ぜひ利用してみてはいかがでしょうか。

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