精神障害者でも働きたい
結論から言いますと、精神障害があっても働くことはできます!
「精神障害者だから」「病気があるから」と、働くことを諦める必要はありません。
「短時間なら働けそう」「元気な時間帯がある」など、
働く意欲があり、体調が安定しているのであれば、働き方を工夫すれば働けます!
ただし、一般の枠で就職すると、病気のない健康な方と同じ勤務時間で、同じ業務量を任されてしまいます。
無理をすると体調の悪化につながりかねません。
この記事では、精神障害者でも無理なく働ける働き方を紹介します。
精神障害者にとって働きやすい働き方 5選
ここでは、精神障害者にとって働きやすい働き方を、
「一般企業の障害者雇用」「就労継続支援A型(B型)」「就労移行支援」「在宅ワーク」「短時間のパート・アルバイト」の5つ紹介します。
働きやすさ、就職のしやすさ、給料、おすすめ度を、ブログ管理人の私見で星評価しました。
参考になりましたら幸いです。
なお、働き方はここに書いてあることが全てではありません。
一般企業での障害者雇用で働く
1つ目は、一般企業の障害者雇用で働く方法です。
項目 | 評価 |
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働きやすさ | |
就職のしやすさ | |
給料 | |
おすすめ度 |
障害者雇用は、一般企業の障害者枠としての雇用であるため、勤務時間・業務量は一般の方と同等レベルを求められます。
法律により障害者を一定数雇用しなければならないため、障害者雇用の需要は高まっています。
障害者の雇用対策としては、障害者雇用促進法において、企業に対して、雇用する労働者の2.3%に相当する障害者を雇用することを義務付けています(障害者雇用率制度)
引用元:厚生労働省 障害者雇用対策
しかし、あくまでも一般企業であるため、資格を持っている人や能力がある人などを求められており、採用基準が高い傾向にあります。
このことから、貰えるお給料は最低賃金より高いです。
業務内容に関しては、配慮してもらえる企業もあります。
しかし、従業員全員が、障害者に対して理解・配慮ができるわけではありません。
法律により差別は禁止されていますが、中には差別してしまう心無い方もいるのが現状なのです…
通常レベルの業務がこなせるほど体調が安定していて「しっかり稼ぎたい」と、働く意欲が高い方へおすすめできるでしょう。
就労継続支援A型(B型)で働く
2つ目は、就労継続支援A型(A型事業所)または就労継続支援B型(B型事業所)で働く方法です。
項目 | 評価 |
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働きやすさ | |
就職のしやすさ | |
給料 | |
おすすめ度 |
就労継続支援とは、障害を持っている方が事業所で働くことで、お給料が貰える制度です。
就労継続支援A型は雇用契約を結ぶため、最低賃金が保証されています。
一方、就労継続支援B型は雇用契約を結びません。障害により通常の業務が難しい方が、働く訓練を行って、工賃が貰えるという制度です。
障害の程度によって、A型雇用かB型雇用を選択しましょう。
A型(B型)事業所の勤務時間帯は朝~夕で、土日休みとしていること多いため、規則正しい生活をしたい方におすすめです。
また1日の勤務時間は、A型雇用は4~5時間、B型雇用は2~4時間の事業所が多いので、短時間勤務で無理なく働きたい方にも大変おすすめできます。
私は現在、就労継続支援A型を利用して働いています。
障害がある方に向けて働く場所を提供しているので、事業所の方は病気について理解があり、とても働きやすいです。
A型事業所の詳細は、「A型事業所とは何か」という記事で解説しておりますので、ご参考ください。
就労移行支援事業所で働く
3つ目は、就労移行支援事業所を利用する方法です。
項目 | 評価 |
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働きやすさ | |
就職のしやすさ | |
給料 | |
おすすめ度 |
就労移行支援とは、障害を持っている方が、就労のためのトレーニングをする障害福祉サービスです。
利用期間は2年(24ヶ月)と決まっており、一般企業で働く際に必要なマナーやパソコンスキルなどを習得します。
その他、就職活動に関する相談や支援サービスも行っています。
就労移行支援は、一般就労を希望する方に向けた”職業訓練”であるため、賃金は発生しません。
今はお給料は必要ないけど、いずれ一般就労してお給料を貰いたいという方におすすめです。
在宅ワークで働く
4つ目は、在宅ワークで働く方法です。
項目 | 評価 |
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働きやすさ | |
就職のしやすさ | |
給料 | |
おすすめ度 |
クラウドソーシングサイト等で仕事を受注し、作業をして賃金を得ます。
在宅ワークには、以下のような仕事内容があります。
在宅ワークの一番のメリットは、人と関わらずに一人で黙々と仕事ができることです。
精神障害により、外出や人と接することが困難な方もいらっしゃると思います。
私の場合は、憂鬱な気分のときは特に人と話すのも難しくなります…
在宅ワークは、人と関わることが苦手で、自分のペースで好きな時間に仕事をしたい方におすすめです。
短時間のパート・アルバイトで働く
5つ目は、短時間のパート・アルバイトで働く方法です。
項目 | 評価 |
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働きやすさ | |
就職のしやすさ | |
給料 | |
おすすめ度 |
パート・アルバイトで働くのは、自分がやりたい仕事と働きたい時間の希望に合わせて勤務先を選びたい方におすすめです。
働き方の希望によって、日勤か夜勤かを選んでみるとよいかもしれません。
働き方の希望 | 勤務時間帯 | 仕事内容の例 |
---|---|---|
昼間にしっかり働いて、夜はプライベートの時間が欲しい | 日勤 | 飲食店・工場・清掃・事務など |
深夜や早朝の方が、体調が安定していて働きやすい | 夜勤 | コンビニ・警備員・ネットカフェなど |
注意しなければならないのは、一般の方と同じように雇われるため「障害者だから」という配慮はされないことが多いでしょう。
その代わりに、お給料は最低賃金より高く、職場によっては1000円以上の高時給も可能です。
短時間勤務だと、お給料が足りない?
精神障害を抱えながら働くには、時間・業務内容に限度があると思います。
私も、仕事は短時間勤務だからこそ体調が安定しています。
しかしフルタイムで働くのは、体力がなかったり体調が悪化する恐れがあったりするので、今のところ難しいです。
そんなときに助けてくれる制度が、障害年金です。
障害者手帳の等級により金額は異なりますが、2か月に一度振り込まれます。
障害年金を貰いたい方は、お近くの日本年金機構や通院先の精神科医師などに相談してみてください。
精神障害者でも働ける!
この記事では、精神障害者のおすすめの働き方を5つ紹介しました。
病気の配慮をしてもらいたいか、職種、時間帯、給料など、希望に合わせて働き方は選択できます。
ご自身の体調を考慮して、無理のない働き方をしましょう。